2019年は新天皇陛下が即位され、大変素晴らしい年であったと同時に、
非常に大きな災害を経験した年でもありました。
ここでは、長引く非常時の対処について書きます。
災害の復旧が遅くなるとき
どんな備えがあればいいのか、
長引く復旧対策に用意しておいた方がいいものを取り上げました。
- 明かり
- 水
- 情報受取や連絡の手段
- 食料
- 調理器具
- 医薬品
- 窓ガラスの補強
- 加入している保険の確認
- 避難所への「ペット同行」に困ったとき
暗がりでの移動に備えて、明かりは必要になります。
ランタンは場所を照らすだけでなく、精神的な灯火にもなります。
防災用として、充電機能が付いたものがホームセンターなどで売られています。
通販ではこちらが簡単!
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ランタン
また、普段から「蛍光テープ」を段差のある場所や、トイレまでの通路に貼っておきましょう。
暗がりの転倒もありえるので、いざというときの誘導灯代わりにもなります!
飲料水は、1人当たり1日3リットルが必要だと言われています。
人数×最低3日分の蓄えがいると言われているので、2人暮らしだと18リットルが必要になります。
非常用の保存水は、保存できる期間が5年や7年のものもあります。
また、ペットボトルの大きさにも注意したほうがいいです。
2リットルのボトルは、積み上げるとストックのスペースが小さくてすみそうですが、実際に停電になって避難所に行かないといけなくなった時は、小分けにして持てるほうが便利なこともあります。
保管する際に、多少場所はとってしまいますが、500ミリリットルのボトルや1リットルのボトルなど、すぐに持ち出せるカバンに何本か入れておくといいです。
正確な情報を知るには、ラジオやスマホ、ノートPCなどが役立ちます。
普段から充電を十分にしておきましょう。簡易携帯充電器があれば、なお良いですね。
ラジオといえば、電池式のものが多いので、普段使っているものがあれば、それが停電の時にも使えます。
バックに入れて持ち歩きできる携帯電話用発電機、防災用ラジオ防災用ライトにおすすめです!
予備の電池も一緒に準備しておくと安心です。
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防災用ラジオ
献立を考えるときのポイントは、普段口にしないものよりも、いつも食べているものを選ぶことです。
いつも食べるものだと、それを多めに買い置きしておくだけでよく、普段の生活で自然に古いものから食べ、食べた分を補充するということができるので、いつも、一定の量が必ず備蓄してある状態になります。
こうすると、消費期限前に食べることができて、無駄になりません。
このやり方は、「ローリングストック(循環備蓄)」というやり方だそうです。
いざという時の唯一の熱源として、カセットコンロが役に立ちます!
熱を加えた食べ物は、衛生的で安全ですし、温かい食べ物を食べると力が湧いてくるものです。
カセットボンベの予備とともに備えておいて下さい。
医療機関に行っても、なかなか診てもらえないことがあるかもしれません。
軽いケガなら、自分で対応できるように、応急措置用の医薬品を準備しておくと便利です。
また、普段から電源が必要な医療機器を使っている場合は、「ポータブル電源」の準備が必要です。
このポータブル電源は、サイズが小型で長時間使用できます。
値段が気になりましたが1万円台で買えるものがあったのでご紹介します。
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ポータブル電源
停電だけでなく、「台風そのもの」にも備えることも大切です。
台風の被害は、主に水害、そして強風です。
ガラスが割れて飛び散るのを防止してくれるフィルムです。
これを普段から張っておくだけで、危険を最小限に抑えることができるうえに、台風の時だけでなく、地震などの災害の備えにもなります。
飛び散ったガラスの破片に進路を妨害されて避難できない場合があるので、こういったことを考えて、窓ガラス、食器棚、ガラスケースなどにも貼れるものがオススメです。
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ガラス飛散防止フィルム
火災保険や車両保険などには、台風の被害が含まれる「風災補償」がついているものがあります。
加入している保険は、しっかりと見直すようにした方がいいと思います。
「猫を飼っているので避難できなかった」
避難所へのペット同行について、さまざまな意見が飛び交っています。
「アレルギーある自分からしたら避難所に犬猫がいられるのは困るかな」
「動物が苦手な人のために、ペット不可な避難所は必要だと思う」
「ペットNGの避難所も多かったようで胸が痛みます」
「ペットも一緒に避難できる場所作って欲しい」
「避難所、動物ダメらしく…悲しい。動物は置いてきてくださいって…」
ペットの同行避難については、2011年に東日本大震災で問題視された。
例えば、 避難所でペットがほえたり、毛が飛び散ったりして、飼い主とほかの避難者の間でトラブルになるなど、ペットを巡る問題が相次いだ。
それを踏まえ作成された環境省の「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」は以下のとおりだった。
「災害が起こった時に飼い主はペットと同行避難することが基本である」と 。
しかし、一方で、「持ち運び用のケージを準備して慣れさせておくこと」
「他の避難者への迷惑にならないように努めなければならない」とも記載されています。
最終的には各自治体や避難所に委ねられているため、「一回家族で行ってみたもののペットNGだった」「断られました」など、混乱を呼んでしまいました。
その一方で、さいたま市広報課の公式アカウントは12日、ツイッターでペットの同行避難を呼びかけ、 飼い主から称賛を受けています。
ツイートによると、ペット専用スペースを設け、迎え入れにあたり、ペットのケージ、食料などを準備するように促しています。
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ペット避難用リュック
災害に備えたペットの飼い主の「心得」
【災害前の対策】
- ケージに入ることを嫌がらないようにならしておく
- 不必要にほえないようにする、決められた場所で排泄するなどのしつけ
- 人やほかの動物を怖がらないようにしておく
- 各種ワクチンの接種や寄生虫の駆除
- ペットフードやトイレ用品などペット用の避難用品の確保
- ペットを受け入れ可能な避難所などの情報収集
- 親戚や友人など一時的な預け先の確保
【災害時の行動】
- ペットフードなどの避難用品を持って、避難所へ向かう
- 避難所のルールに従って、飼い主が責任をもって世話する
- ペットを車の中に残す場合は、車内の温度に注意し、十分な飲み水を用意する
- 施設に預ける場合は、期間や費用などを確認し、後でトラブルが生じないように覚書などを取り交わす
(環境省のガイドライン「災害、あなたとペットは大丈夫?」から)
ガイドラインは環境省のホームページで見ることができます。
あとがき
今、あなたは生きています。
ふだん、呼吸をしていることを忘れているように、無理矢理、片意地はって生きるのではなく、
気がついたらいろんな人のお世話になっています。
生きていることの実感は突然訪れます。
そして、それは幸せの大前提にあるものなんですよね。