やせたい!
アラフォー世代になってから、ダイエットは切実なテーマとなっていました。
30代までは、体重が50kgを超えたことはありませんでした。
それがデスクワークに変わってから、少しずつ体重が増えてきたのです。
今まで着ていたものが、だんだん入らなくなりました。
大食いではないのですが、同じ量を食べても15kg以上太ってしまったんです。
洋服のサイズは7号から13号に跳ね上がりました。
家の中を歩いていても、ドシンドシンと歩いているようで、家族の前で恥ずかしかったです。
リンゴの皮酢でやせる!
そんな私が1年間で17kgもやせたのです。
楽しく食事することが大好きな私は、食事制限を一切していません。
それは、まったくの偶然から生まれました。
大根の甘酢漬けを作る時、普段は香りづけに柚子の皮を加えます。
たまたま柚子の皮がなかったので、リンゴの皮をを加えたのです。
すると、大根も漬け汁も淡いピンク色になり、おいしい甘酢漬けができました。
あまったピンク色の漬け汁を捨てるわけにはいきません。
大の焼酎好きである私は、試しに漬け汁で割ってみたのです。
リンゴの酸味がかもしだすフルーティーな味わいは、女性の好みにピッタリでした。
焼酎のリンゴの皮酢割が発端でした
ちなみに焼酎のリンゴの皮酢割は、小ジョッキに焼酎を半分ほど入れ、リンゴの皮酢と冷蔵庫で作った氷を4~5個入れて出来上がり。
毎晩の夕食時に3~4杯ほど飲んでいました。
変化はまず体調に現れました。
体が疲れにくくなったのです。
おっくうだった階段の昇り降りもラクラクです。
立ったり座ったりという動作もスムーズになりました。
ダイエット効果現る!
その後、ダイエット効果が現れたのです。
初めの半年間で9kg減り、昔の服が着れるようになりました。
友達は私が病気ではないかと心配し、ガン検診の予約までとってくれました。
検査結果は正常だっただけでなく、1年前の健康診断より、健康度が上がっていました。
肝機能を示すγ-GTPは60から20へ下がり、中性脂肪は50mg/dlと半分になっていました。
体重はなおも減り続け、その後の半年で8kg減り、1年間で17kg減の45kgに!
体脂肪は20%にダウンし、ウエストは60cmになって、7号サイズの服が着られるようになりました。
また、お酒に弱い方には、水で割って飲むと、ほのかにリンゴの香りがしてなかなかいける味なのです。
さらに、水の代わりに無糖の炭酸水で割ってもおいしく飲めます。
では、レシピをご紹介しましょう。
リンゴの皮酢汁の作り方
たったこれだけ。簡単です!
<材料>
リンゴの皮(中1個分)と芯
醸造酢 500ml(穀物酢、米酢、黒酢など)
<準備>
1.スポンジでリンゴをしっかり水洗いします。
2.1の皮をむきます。
3.密閉容器にリンゴの皮と芯を入れ、ひたひたになるまで酢をそそぎます。
4.フタをして台所の冷暗所に置いて、2~3日してから飲み始めます。
リンゴの皮酢汁の飲み方(基本は焼酎なし)
水などで5~6倍に薄めて一日100ml程度を2~3回に分けて飲むと良いでしょう。
リンゴの皮の効果とは
リンゴの皮には、アントシアニンというポリフェノールが豊富です。
リンゴの皮を酢に漬けると、このアントシアニンが溶け出します。
アントシアニンには肥満防止効果があり、同時に肝臓の脂肪沈着がなくなります。
また、黒酢やもろみ酢、黒糖酢などには脂肪を燃焼するアミノ酸が含まれています。
これらの酢でリンゴの皮酢を作ると、よりダイエット効果が増します。
また、リンゴの皮とともに芯を入れると、別の有効成分も得られ、より効果的です。
これらを合わせて「リンゴポリフェノール」と呼んでいます。
リンゴポリフェノールには、コレステロールの吸収を阻害する働きあります。
さらに、糖質の吸収を遅らせる働きがあるとも報告されています。
できれば食前にリンゴを食べると、食事中の脂肪や糖質の吸収を阻害する効果も得られ、より高い効果が得られるでしょう。
(明治大学農学部 食品衛生学研究室 長田恭一教授より)
<終わりに>
八つ切りにして皮をむいたリンゴの身をいつも冷蔵庫に保存していました。
ダイエット中に空腹で、どうしようもないとき、冷蔵庫にある白いリンゴの身をちょくちょくつまんでいたのです。
リンゴは適度な甘味があり、シャキシャキとした歯ざわりが心地よく、私のお腹をみたしてくれました。
量が少なくても「食べた」感があったのです。
こうして、空腹感をリンゴで満たしながら、適量で規則正しい食習慣を続けていたら、1ヶ月ほどで空腹感がつらくなくなったのです。
その後もおやつ代わりのリンゴをつまみながら、自然の成り行きのようにダイエットを続けることができました。
身近な食品でありながら、数多くの効用をもつリンゴ。
ぜひおいしく食べて、ダイエットや健康づくりに役立てましょう!