季節の行事

節分の恵方巻きは謎の食べ物?

節分というと、スーパーには恵方巻きが売られているけど
節分に恵方巻きを食べるのは昔からある風習ではなかったんです。

実は、恵方巻きの名称・由来は
1998年(平成10年)にセブンイレブンが全国発売にあたり、
商品名に採用したことによるとされています。

それ以前は大阪地方の地元における名称として、
「丸かぶり寿司」などと呼ばれていて
「恵方巻き」と呼ばれていたという文献等は見つかっていませんでした。

しかし、2002年には恵方巻きが日本では50%くらいしか認知度がなかったのに
2006年には90%以上の認知度です。恐ろしいくらいにすごいですね。

恵方巻きは謎の食べ物?

今ではいろんな説があり、発祥や由来は謎のままですが、
なぜ恵方巻きが日本全国に広まったのでしょう?

「恵方巻き」は縁起物です。
もともとは太巻きには7種類の具材を使うとされていて、
この7という数字は七福神に関係した縁起物とされてきました。

節分の恵方巻きは謎の食べ物?

謎が多い恵方巻きの由来

節分に恵方巻き(丸かぶり寿司)を食べる人が急増しています。
なぜ節分恵方巻きが節分に食べられるようになったのだろう?

恵方巻きは、大正初期に、大阪の花街で
節分の時期にお新香を巻いた海苔巻きを食べるとき、
恵方に向かって食べて縁起を担いだのが始まりらしい。

恵方巻き情報は数多く存在するけど、
証拠とも言えるチラシが残っているのが
大阪市中央区の「本福寿司」にある1932年のチラシ。

「節分の日に丸かぶり ~この流行は古くから花柳界にもてはやされていました。
恵方に向いて無言で壱本の巻寿司を丸かぶりすれば其の年は幸運に恵まれる」
と、大阪鮓商組合がこのようにチラシを書いて配布したのです。

そして1977年、大阪・道頓堀で開催された海苔業界による街頭イベント「海苔祭り」で
「節分の丸かぶり」を取り入れた「巻き寿司早食い競争」が行われます。
これがマスコミに取り上げられて全国に知れ渡ったというわけです。

1989年、広島のセブンイレブンが恵方巻きの販売を開始したところ、
翌年には販売エリアが広がり、98年には全国エリアで販売するようになり、
様々なお店やメディアでも取り扱われるようになったんです。

そして、縁起が良いということもあって、
恵方巻きの認知度も拡大されていきました。

節分というと「豆まき」でしたが、
なんと、縁起が良さそうな「恵方巻」がひょっこり顔をのぞかせます。

では、節分になると「豆まき」と「恵方巻」の両方が同時進行なのか?
調べてみると、どうやらそうではないらしい。
mamemaki

節分には豆まきする?恵方巻きにする?

2005年のアンケート(調査機関:マイボイスコム株式会社)結果を見ると、
節分には、「豆まき」と「恵方巻き」の二つを取り入れるというよりも、
どちらか一方をする傾向が強くなっています。

豆まきする・しない?

★豆まきをするのは何故?
・節分といえば豆まき、恒例行事なので
・父親が張り切っていて、父の存在価値が光る行事だから

★豆まきをしないのは何故?
・後の掃除が面倒だから
・子どもがいないと恥ずかしくてできない

恵方巻きを食べる・食べない?

★恵方巻きを食べるのは何故?
・夕食がこれで済むから
・豆まきよりも手軽にできるから

★恵方巻きを食べないのは何故?
・知らない
・邪道だと思うから

恵方巻きは主婦の味方

理由の一つが、家庭行事を仕切る主婦のハートをつかんでいるということ。
太巻き1本を丸かじりするわけだから、もうそれだけで満腹ですよね。
さらに邪気を祓うということで鰯が食卓にのぼる家庭も多く、献立が成立してしまうのですね。

市販のものを購入する後ろめたさもなく、主婦にとっては嬉しい限り。
豆を撒いて掃除する手間を考えればなおさら楽なので、節分の行事として積極的に取り入れたくなる気持ちもわかります。

また、現在の住宅事情では豆まきをするのも容易ではないし、一緒に楽しめる人(特に子供)がいないとちょっと恥ずかしい。

現代の家庭事情が色濃く反映されている節分になってきましたよね。
あなたは豆まき派ですか?
それとも恵方巻き派にかぶりつきたいですか?

<終わりに>
我が家も実を言うと、豆まきをしたことがありません。
近所の夕飯時がどうなのかと、耳をすましても、日常の雑音しか聞こえないんですよね。

確か自分が子供の頃は、父親が大きな声で、家の外に向かって「鬼は~外!」と豆をまいていたものでした。

でも、最近は何にも聞こえなくなりました。
子どもがたくさんいる大家族なら、実現していたでしょうか?

豆の代わりに、恵方巻きが登場してきたのでしょうか?

でも、テレビのニュースでは、お相撲さんや有名人が豆をまいている姿を見かけます。

いずれにしても、みんなが集まる楽しい行事です。
日本に生まれてよかったなぁと思います。

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