ファスナーがからまってしまった。
「どうしよう」と
早くなおさなきゃとついついアセってしまいます。
そのとき、まずはアセらないこと。
ファスナー(ジッパー)は、最初に発明された頃から、たいして変わっていないですよね。
なので、よく起こるトラブルも昔からあまり変わっていないんです。
ファスナーが服を噛んでしまったとき
ファスナーが服を噛んでしまったとき、アセってギュっと強く引っ張てしまいたくなりますが、強く引っ張らないようにします。
なぜなら、生地を痛めたり破けたりするかもしれないからです。
ファスナーが服を噛んでしまわないようにするためにも、上手に生地に食い込んだファスナーを直すための方法をご紹介します。
生地に食い込んだファスナーを直すための方法
食い込みが軽いところから重い方へ順に方法を書いていますので、順に試してみてくださいね。
- 生地だけを横に伸ばし、逆に動かす
- マイナスドライバーですき間をつくる
- 油をつける
- ファスナーを変形させ、また元に戻す
生地だけを水平に横に引っ張り、そのままファスナーが食い込んだ方向と逆に向けて
ファスナーを動かしてみてください。
マイナスドライバーや薄く平べったいものを、ファスナーと生地の間にすべらせるように入れると、わずかなすき間ができるので、ゆっくり生地を引っ張ります。
意外とスッと食い込みが直る可能性があります。
ファスナーがからまったときの動画がありますので、ご覧になってくださいね。
鉛筆の先端でファスナーのエレメント(歯)をこすってから、もう一度動かせばうまくいくはず。
これでもダメなら潤滑剤の出番です。
固形石けんやリップクリームも使えます。
潤滑剤をエレメントに塗っていきます。
そして、ファスナーを少しずつ動かしては潤滑剤を塗り、これをファスナーが全部開くまで続けます。
ファスナーが布を噛んでしまったときには、この方法が特に有効です。
注:ファスナーの持ち手に油をかけないようにね。
難易度が高いけれど、工作などが得意だった人ならばいけるかも。
まず、食い込んでいる部分に無理やりマイナスドライバーを差し込み、ファスナーの歯をラジオペンチで曲げてしまいます。
そうすれば、すき間ができて生地が取れます。
実はここからが腕の見せ所。
曲げていない他の歯をしっかり見ながら、ペンチで曲げて戻していきましょう。
<終わりに>
ファスナーがからまったとき、まずはアセらないこと。
落ち着いて、からまった生地をゆっくり引っ張りながら、ファスナーの持ち手だけを逆に向けてみるだけでファスナーが動くことがあります。
やってみてくださいね。