花粉症なのか、
アレルギー性鼻炎なのか、
鼻水がスーッと出てきて、しかたなく、鼻水をすすることがある。
一時的だけど、鼻水がたまったイヤな感じが消えるし、何よりも、
人前で鼻をたらすこともない。
しかし、すすられた鼻水は、どこへ行くと思いますか?
なんと、自然と飲み込んでいるそうです。
あなたは鼻のかみ方を間違えて覚えていませんか?
鼻をかみすぎて鼻がいたくなったり、
鼻のかみ方を間違えると様々な弊害をもたらします。
間違った鼻のかみ方
①左右の鼻を同時に、一気に力を入れてかむと、
鼻の奥の圧力がとても高くなって、耳管を通じて中耳に伝わり、
鼓膜が破れたり、中耳(中耳のさらに奥)に障害を与えることがあります。
②鼻をすすると、鼻水には細菌やウイルスがいることが多いので、
鼻の奥に入ってしまったり、耳にまで達して中耳炎の原因になることも。
③力まかせにかむと、鼻の中が傷ついて鼻血が出たり、耳が痛くなることもあります。
④鼻くそを無理に指やティッシュでかき出すと
粘膜を傷つけて、鼻血が出たり、傷から細菌が入ったりして感染してしまう。
⑤鼻の入口付近や、小鼻や鼻の頭におできのようなものができることがあります。
このおできは、鼻をいじらないようにすることで自然に治ります。
正しい鼻のかみ方を知る
私が正しい鼻のかみ方を知ったのは20歳を過ぎてから。
意外なことに、
両親も教えてくれなかったので、周りの人の鼻のかみ方をマネることしかなかった。
なので、
子どもの頃からずっと、鼻をかむときは、左右の鼻の穴から同時に息を吐き出すのかと思っていたのです。
当然、力が入りすぎて、頭に響くときもあった。
しかし、力を入れて吐き出した割には、鼻をうまくかめないので、いつもスッキリしませんでした。
小学生のとき、毎日通うのは耳鼻科です。
耳鼻科の先生も、鼻のかみ方を知らない子だとは気づいていなかったのでしょう。
耳鼻科では、毎日鼻の中を洗ってもらっていました。
こんなことをしなくても、
正しい鼻のかみ方さえ知っていれば、耳鼻科に通うこともなかったのに・・ね。
さて、ここで正しい鼻のかみ方をお知らせしましょう。
たった3行です。
えっ、ご存知でしたか・・・
正しい鼻のかみ方
- 片方(片鼻)ずつかむこと
- 鼻先にだけ力を入れる感じで、ゆっくり小刻みにかむこと
- ティッシュで鼻水を抑える感じで、鼻の下はこすらないように鼻をかむ
何のことはない。
正しい鼻のかみ方は、片方の鼻の穴を指でふさぐいで軽く息を鼻から吐くだけ。
塞がれていない穴から、鼻水を簡単に出すことができるではないの。
子どもの頃からあった鼻の悩みの原因が、
「正しい鼻のかみ方」を知らなかったことだったなんて・・
あなたのご家族で、私と同じ人いませんか?
<終わりに>
自分の子ども時代を思い出すと、ゾッとします。
鼻をふさぐと口だけの呼吸になります。
蓄膿症という病気なのだろうか・・心配なので耳鼻科へ直行。
鼻のかみ方を知らないことが鼻がつまる原因だったなんて、誰に言えるでしょう。
病院での作業は鼻を洗うだけです。
どこか病気を抱えているわけではなかったのです。
簡単に修正すれば治る病気?だったのです。
自分の小学校時代は、下校後に耳鼻科で鼻を洗うという作業を、当たり前のように行っていました。
病院への通いが毎日だったので、通学の延長のようでした。
あなたの家族にお子様が増えた時、お子様の教育だけに関心を持っていてはダメですよ。
お子様の日常こそがとても大切。
お子様は、ちゃんと鼻をかんでいますか?