父の日は6月の第3日曜日です。
この日、アメリカでは「父の日」として祝日になっています。
これにならって日本でも「父の日」になっていますが、
5月の「母の日」に比べると、認知度は今ひとつ。
でも、お母さんにプレゼントして、
お父さんに何もあげない、というのも不公平ですよね。
ちなみに、母の日のカーネーションに対して、
父の日のシンボルフラワーって何かご存知ですか?
実は薔薇なんですが、果たしてこれをご存知の方はどれくらいいらっしゃるでしょう?
父の日の始まり
父の日の始まりは
1910年、妻を亡くし男手一つで6人の兄弟を育ててくれた
父ウィリアム・ジャクソン・スマート氏に感謝したいと思った6人兄弟の一人、
ジョン・ブルース・ドット氏の夫人が母の日にならって
提唱したのが始まりと言われています。
アメリカでは父の日は1972年から祝日になっていて、
シンボルフラワーの薔薇はキリスト教ではイエスの血の跡に咲いた花とされ、
薔薇は神聖な花と考えられています。
母の日のカーネーションが、
イエスの死に涙した母マリアの涙の跡に咲いた花として、
象徴される花だったのに対して、
イエスの血の跡に咲いた薔薇は、天上の父なる神の愛を象徴するものとされたのでしょうか。
これは、憶測にすぎませんが・・・
アメリカでは、父の日も母の日も同じ頃に提唱され始めたのですが、
祝日化されたのは、大きな開きがあります。
母の日は1914年に祝日になったのですが、
父の日は1972年。なんと、58年も遅れての父の日も祝日になったのです。
日本でも「母の日」に比べると、影の薄い「父の日」ですが、
こうしてみると、本家のアメリカでもやや影が薄い存在なのでしょうか。
父の日の始まりは、母の日の始まりから遅れること3年ほどです。
父の日をつくろうとした理由の一つには、
「母の日があって、父の日がないのは男女同権の立場から不都合である」ということらしいのですが、
まるで感謝を押しつけているようで、お父さんは情けない思いをかみしめているかもしれません。
「母の日はお母さんに「ありがとう」と言うんだよ。
父の日?そんなものあるのか?いいよ気にしなくて・・」
薔薇の花のプレゼントをいただいたら、
お父さんはどんな顔をするでしょうか。
きっと、何事もなかったように、いつもと同じような日曜日を過ごすのでしょうね。