大学入学

学部選びは卒論テーマで決まる

卒論は卒業間近の人が書くものと思っていませんか?
しかし、卒論に何を書こうと決めることは、
できれば、入学前に決まっていることが理想です。

なぜなら、入学するための学部選びに卒論が関係しているからです。

卒論テーマで学部が決まる1

入学した当初、私はお気に入りの書籍があり、
イギリス文学を卒論テーマにしようと考えていました。

しかし、卒論指導を受ける日の第一回目に
私はとんでもないことをしています。

大学で学んでいるうちに考えが変わってきたのです。
それは、自分が幼い頃から疑問に思っていたことを卒論テーマにしたら
「もっと真剣に卒論に取り組める」と思ったのです。

学部は文学部に変わりはないのですが、
私は卒論テーマを第3類の文学から第1類の哲学に変更しました。

当然、卒業論文指導をしてくださる教員も変わるはずでした。
ところが、事務局の手違いで「文学」の指導教員が予定されていました。

このとき、第1回目の指導をしてくださった「文学」の教授に、
私は図らずも「論文の内容が文学よりも哲学に近い」と訴えました。

当初決まっていた「文学」の教授に直接、
「私の論文は哲学に近くないですか?」と尋ねたのです。
あとで考えると、随分と失礼なことをしたものです。

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卒業論文指導とは

研究テーマをすでに自分のものとして、
十分な準備をしている者を対象に、
「論文作成上のアドバイスを与えることに主眼を置いた」制度です。

通学課程でいう研究会やゼミに当たりますが、
指導時は個人対個人なので緊張します。

論文指導は、春と秋の年2回実施され、
指導教授の部屋で作成した論文の指導を受けます。

卒業論文テーマ選びで大事なこと

この卒論テーマで指導教員が決まります。
つまり、論文指導教員はテーマに関連のある学部の教授等が担当することになるので、
大学に入学するときの学部選びが最も大事なこととなります。

言い換えれば、
「学部選びは卒論テーマで決まる」のです。
これ、とても大事なことなので、
覚えておいてくださいね。

例えば、歴史をテーマに卒論を書きたいなら、
文学部の第2類(史学)に入学するということです。

途中で学部変更や類変更もできますが、
選考料10,000円及び登録料30,000円が再び必要となるので、ご注意くださいね。

卒論テーマで学部が決まる3

さて、入学したら、次は
卒業までの計画を立てます。

卒業論文(卒論)は何をテーマにするか

論文のテーマ選びですが、難しく考える必要はないですよ。

自分が今いちばん興味のあることが書きやすいですよね。

たとえば私は漫画家の手塚治虫が書いた『火の鳥』にある時を超えた人間の復活に興味を持ったので、それをテーマにしました。

誰もが読みやすいマンガですが、そこには壮大なテーマが隠されていると思い、卒論としました。
一見、笑われそうですが、哲学の担当講師は真剣に向き合ってくださいました。

ですから、これは卒論テーマにならないのでは?なんて思わず、卒論担当の先生が決まったらアタックしてみましょう。
楽しくなるので、やる気が出てきますよ。

卒論作成にあたって

論文のテーマを決め、指導教員の指導の下に資料を収集し、論文の作成を開始します。

卒業論文は慶應義塾大学通信教育課程でも、
卒業のための必修要件となります。

卒論の指導時期が異なっても、
受講生全員が卒業論文指導に出席し、
卒業論文を提出しないと、
卒業できないことに変わりないのですが・・。

卒業論文の書き方などは、
慶友会や卒業論文指導教員の指導の下に
学ぶことができるので、
不安になることはありません。

例えば、高卒程度の資格を持つ普通課程で入学した場合、
卒業論文指導を受けられるのは、
総合教育科目(人文・社会・自然の3分野科目、外国語科目、保健体育科目)の
履修を終えて、専門教育科目の履修を開始している時期になります。

ですから、卒論テーマを真剣に考えたにも関わらず、
まずは総合教育科目の履修を始めなければなりません。

どの学部を選んでも、みんなが共に学ぶ科目なので、
慶友会で一緒に勉強しあってもいいし、
一緒に試験を受けてもいいし、
せっかく大学に入学したのですから、楽しんでいきましょう。

いつのまにか、お友だちもできますよ。

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卒業試験

卒業論文指導を受ける一方、学習が進み、卒業の見通しがつくと、
「卒業予定申告」の手続きをします。

この卒業予定申告が許可されると、
卒業予定者としてさらに学習を進め、
定められた基準を満たし、
卒業論文を提出します。

卒業論文を提出すると、卒業試験が行われます。

卒業試験は、
原則2名の教員(主査・副査)が担当、
卒業論文を指導された教員と同学部の教員等による卒業論文そのものに関する諮問と、
当該学部(または類)を卒業するに値する学力を有するかについて諮問を受けます。

地方在住の方は宿泊先を決め、
大学まで出て来なければならないので、
これだけでも緊張すると思います。

しかし、卒論内容に対して不安になることはないですよ。
なぜなら、提出まで論文指導教員によって十分吟味されているのですから。

あとは、論文内容に対して質問されますが、
二人の試験管のうち一人は今まで卒論を指導してくださった教員です。

ですから、質問に応えることができれば
合格への道が決まったようなものとなります。

上記の卒業試験に合格し、卒業要件(取得単位等)を充足して卒業が決定します。

終わりに

通信教育課程生と耳にするだけで、
マイナーなイメージがつきまとうと思います。

しかし、体験すれば分かると思いますが、
その魅力は計り知れないものがあります。

一般的に大学の通学生というと、
その年齢は18歳~22歳ぐらいであり、
社会経験というと学生アルバイトぐらいです。

ところが、通信教育生の年齢は18歳~70歳以上までと千差万別です。

科目試験会場で知り合う学友や、慶友会に参加することによって、
人生勉強の先輩に出会うこともあります。

また、大学に通うスクーリングは教員から直に教わるため、
卒論指導教員選びの格好の機会でもあります。

通学課程と最も違うところは、”レポート”と”卒論”です。
これは我々通信教育課程生の実力を確実にアップさせてくれます。

また、大学院入試で必修の『研究計画書』や論述主体の筆記試験は、慶應通信課程での
レポート、卒論で鍛えられていれば、
それほど高いハードルではなくなります。

というわけで、
慶応義塾大学通信教育課程は”孤独な通信教育”とは程遠いものであり、
通学課程では得られないような実力が着実に身に付き、どんどん人生が楽しくなる方法なんです。

通信教育課程で学ぶという行動は、単なる学問上の「師」との出会いではなく、
人間としての「師」と呼べるべき人たちに出会うことになるのですね。

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